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女の産みどき

女の産みどき

32頁、「しかし、その先子どもが生まれると、彼女はおそらく近ごろ話題の「大いなる夫の子育て参加」に期待をつなぐことになる。もともと自分の力ではなく他人の力によって人生を変えたと思いたいタイプなわけだから、子どもが生まれたのも、あくまで「夫と私、ふたりの気持ちから」であって、自分がメインとはなかなか考えない。夫と同じような覚悟で仕事をする気などさらさらないのに、夫には自分と同じくらいの育児分担を迫る女性は、自分の幼稚さに気づいていないので、たとえ客観的に見れば恵まれた環境であっても、本人には不満が多いのも特徴である」。

96頁、女の産みどきチャート。恋愛満足度(これまでの自分を振り返って、「恋愛はもう十分といえる」)/仕事達成度(仕事での成功体験や達成感を味わった経験が豊富である)/家事適性度(家事が得意である、もしくは家事のなかにとても好きな領域がある)/パートナーの育児協力度(パートナーは基本的な人間性がやさしい、もしくは家事の経験が豊富である)。この4つの有無の組み合わせで産みどき度がわかるようになってる。

今年読んだ中で、かなり印象に残った本。おすすめ。