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認知行動療法

認知行動療法

34頁、「治療者が解釈を行うのではなく、患者が経験した出来事や自分に生じている出来事を患者がどのように解釈し意味づけているか(あるいは、どのように理解しているか)を客観的に明らかにし、そうした患者の理解が症状の維持や行動、情緒の変化にどのような影響を及ぼしているのかを考えるのである」。

36頁、「治療者による認知の変容も可能ではあるが、もし患者が認知を変える方策を身につけたらならば、認知の変容は患者自らの手で十分可能であるという考え方である。むしろ、認知は患者自身の内的な問題であるがゆえに、患者自身によってコントロールすることの方が認知の変容を確実にできるのかもしれない」。

43頁、「また、肥満傾向の高い人はやせ傾向の高い人に比べて、過去に対するネガティブな思考を強く持っていること、また、高血圧者は過去に対するネガティブな思考が強いという」。