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上司は思いつきでものを言う (集英社新書)

上司は思いつきでものを言う (集英社新書)

59頁、「日本の会議というのは、議論をするところではなくて、承認をするところなんです。だから、会議の〆の言葉は、「そういうことでよろしく」になるのです。そこであなたが、なにをよろしくなんだ?なんにも決まってないじゃないか」と思ったとしても、「じゃ、そういうことで」が出たら、そこで会議は終わりなんです」。

82頁、「あなたの胸の中に登場するのは、まず「自分の優位性を傷つけられた」と思う嫉妬心です。だからあなたは、事の本質とは関係のない「どうでもいいこと」を、あれこれと言うのです―言わざるをえないのです。それが、「思いつきでものを言う」です」。

162頁、「企画書というのは、「ある程度なら知っていて分かるかもしれないけれど、実は何も知らない可能性さえある上司に、分からせるもの」なのです。だから、「上司の頭が悪い」とか「古い」というのは、言いわけになりません。あなたは、上司に分かるように書かなければならないのです」。