あさま山荘1972〈上〉

あさま山荘1972〈上〉

336頁、「出獄と再会を祝って、永田さんが天ぷらを揚げた。この時、鍋の油に火が移り、火は天井にまで炎を噴き上げ、側にあったカーテンに燃え移った。驚愕して彼女はオロオロしていた。前の部屋の人が消火器を持って来て消してくれたので助かったが、彼女の不注意には腹が立った」。

あさま山荘1972〈下〉

あさま山荘1972〈下〉

218頁、「遠山さんが総括のやり方を尋ねた時に、森君が、総括とは自分にとって決定的な問題を考え、それを如何に克服するかを明らかにすることである、と答えていたことに拠る」。