[rakuten:book:12834276:detail]
10頁、「「理解」これが、私が願うたったひとつの、とても強力な被害者への支援である。大切なのは、制度でも警察でも支援団体でもお金でも復讐でもない。近くにいる人の支えや理解なのだ」。

155頁、「その姿を見て、私はいろいろなことを考えた。遺族はあくまでも遺族。辛い気持ちは察するが、当事者ではない。私は「犯罪被害者」としてこの人とひとくくりにされることに、微妙な違和感を抱いてしまった」。

161頁、「「お友達に針を刺したらダメよ」と、大人は子どもに教える。それと同時に、「誰かの心に傷をつけるようなことをしてはいけない」「人が嫌がることをすると、された人は身体的にも傷つく。それは外傷だけではない。吐き気や震え、思考停止など、気持ちへの影響もあり得る」ということもおしえるべきではないだろうか」。