82頁、「一生の職業を十六歳とか十七歳の時に選ぶのは、やっぱり無理だと思うんですよね。僕自身も方向転換をしましたし、世の中にはそういう意味で方向転換した人はたくさんいるんです。大学生の就職活動の時にも、どの職業を一生の仕事にしようか、どの会社に一生いようかと思うから悩むのです。そこはもっと仮でいいと思うんです。ある意味、気楽でいいんです。とりあえずそれを決めてみる。その後、もう少しいろんなことを勉強していく中で、こういう方向に行きたいとか、これに変えたいということであれば、それは変えてもいい」。