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図書館で借りた。
大学生からの「取材学」-他人とつながるコミュニケーション力の育て方
- 作者: 藤井誠二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/07
- メディア: 単行本
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143頁、「ここで大事なのは、相手の怒りをどう自分の中で咀嚼して、逆に信頼関係にもっていくかなのです。怒りという感情は関係を遮断したり、決別したりということだけに働くものではなく、山口さんが指摘するように理解を求めたいがゆえに起きることでもあるのです。反作用的に対応すればこちらにプラスに働くことも多く、つまり、怒りを互いに理解し合えば深い共感に発展していく可能性もあるのです」。
202−203頁、「(福田和也の著書を引用する部分)こうした指標で、人を別けてみると、単純に見える集団も、いろいろな形で線引きが出来て、全然対極にあるように見えていた二人が、あるカテゴリーではきわめて近い、などということがあるのではないでしょうか。これが行動になると、さらにいろいろな指標があります(中略)大事なことは、普段から観察と分類を、じっくりしておくことですね。いろいろな人をじっくり観察しておく。観察して区分をして、自分の中にいろいろな人たちのデータを蓄積しておくのです」。