図書館で借りた。

世代間連帯 (岩波新書)

世代間連帯 (岩波新書)

60頁、「(上野の発言)実は娘の非婚を支えたのは、自分自身の経済力より親のインフラでした。娘にしてみれば、夫に頼るか親に頼るか、どちらかの選択肢なら、夫の顔色を見るより親の顔色をみるほうが、ずっとラクでしょう」。

112頁、「(上野の発言)教育というのは自己資本を高める活動だと考えるならば、高等教育は受益者負担でやればいい。高等教育以上は、自己資本を高めたい受益者が、みずからの負債能力においておこなう。でも、子どもは負債能力をもたないから、将来に先行投資するというシステムを社会がつくり上げる。たとえば十八歳で大学に入学を許可されたすべての学生に、無条件で学資ローンの資格を与える。ローンを組みたい人は組めばいいし、いやな人は組まなければいいわけで。そのローンも、授業料を払ってバイトをしないで暮らせるだけの十分な額で」。


キミが働く理由

キミが働く理由

46頁、「やりたいことができない、というのは、たいてい過去のやり方でやろうとしているからです。できるかできないかを考えると、無意識に過去のやり方でやろうとするので、結論は「できない」になってしまいます。できるかできないかを考えても、無意味なのです。夢や目標は、できるかできないかではない。やりたいか、やりたくないかだけでいいのです。そして、「やる」と決めたら、どうしたらできるかだけを考えます。それ以外のことを考える必要はありません」。

155頁、「就職予備校では、何をしていいかわからない人には、やりたいことを何でもいいから50個、紙に書いてもらいました。そしてその中から2つずつ取り出し、比べていって、二者択一してもらいます。そして、最後に一つ残ったものを「これが君の天職だよ」とお伝えしました」。