id:mainosuke_31さんのところで紹介されてて興味が沸いたので。教室の後ろでこういう子とどうでもいい話をしてたら、また違う学校生活になって面白かっただろうなあと思った。

底辺女子高生 (幻冬舎文庫)

底辺女子高生 (幻冬舎文庫)

33頁、「暗い話になってきた。この辺はもう、「『蹴りたい背中』参照」ってことで片付けてしまいたい。他人の小説で片付けるなよって話だが」。

140頁、「行為ひとつひとつは、たいしたことじゃないのだ。帰りのバス停で、前から二番目に並んでいたはずなのに、気付くと前に三十人いたとか、表面的にはどうってことのないことばかりだ。でも、そういう「どうってことのないこと」の裏に見える意識が許せなかったのだと思う。こいつは何をしたっていいのだ、こいつがどう考えようと関係ない、と思われていること自体が耐えられなかった」。

189頁、「初日に全員で二十七連敗して、なれてくると、先生が入れた「シムシティ」で遊ぶようになった。興味のある子五人ばかりでそれぞれ市を作ったのだけれど、先生がなにかの合間に作っている町に比べてなかなかおおきくならなかった。私たちは腹いせに先生の街を火事にしてやった」。