■
図書館で借りた。どれも買ってもいい本。
- 作者: 遠藤功
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2005/10/07
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 422回
- この商品を含むブログ (103件) を見る
54頁、「明治大学の斎藤孝教授は「コミュニケーションとは「意味」と「感情」のやりとり」だと定義している。そんなコミュニケーションの一種である「見える化」においても重要なのは、たんに情報の透明性を確保するだけでなく、「感情の見える化」を工夫することである。顧客や代理店の怒りの声、称賛の声を無機質に伝えたのでは、相手の「感情」は削ぎ落され正しく伝わらない」。ITは「意味」の伝達や「情報」の格納には向いているが、「感情」を伝えるには適していない側面がある。顧客や代理店から直接届いた「生」のファックスやメールのコピーを、目に飛び込んでくる場所に貼り出す―そんなアナログ的な手法こそが「感情」を伝える最も効果的な方法なのである」。
技法以前 べてるの家のつくりかた (シリーズケアをひらく) [ 向谷地生良 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 教育・福祉 > 福祉
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 2,160円
73頁、「私は家族歴や生活歴ではなく、まずは「いま何が起きているか」と「いままで何が起きていたか」を理解しようとする。特に注目するのは、そのことをめぐって繰り返されている「パターン」である。パターン化された生きづらさには、必ずパターン化された一つの対処行動がセットになっている。当事者や家族に話を聞くときに忘れてはいけないのは、第一にその困難のなかでもなんとか生きようとしている家族の絆を尊重することであり、第二に「そのなかでいちばん苦労しているのは当事者自身である」という本人への深い共感の姿勢である」。