17-20/365 - どうでもいい感じ

少年事件に取り組む

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２４−２５頁、「実際は、ハンディーのある家庭に非行が多発しているという事実はなく、その圧倒的多数に非行を起こす子どもはいないのである。家庭の形が問題ではない。家庭の愛情の量と質が問われるのである（中略）自分を大切にしたいという気持ちはだれかに愛されているということから生じる。意欲を持って生きるという心のエネルギーは愛され続けるということによってのみ維持されるものである。その欠落は、我慢できない、意欲が湧かない、普通の子供が興味や関心を示すようなできごとに心が動かない、ものの所有に固執する、力で問題解決を図ろうとするなど共通した性格を形成する」。

５８−５９頁、「通常の形式で送致されてきた事件のうち、初回受理で被害程度が比較的軽いものを振り分け、その事件について少年と保護者に「書面照会」を行い、その回答を受けて「審判不開始」の決定をする方法が多くの家庭裁判所で行われている（この振り分けを「インテーク」と呼んでいる）。