【送料無料】プロ研修講師の教える技術

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54−55頁、「部下に対しても、「なるほど、なるほど」と相づちを打ちながら、ちょうどいいタイミングで「で、本当はどうなりたいの?」とやさしく問いかけます。(中略)こうした話に新味に耳を傾けながら、適切なところで、「なるほど・・・、で、もし何の制約もなかったら、どうなっていたいでしょうか」と質問します。それは、教えてる相手のアフターの姿を、教える側と相手とで握り合うためです。「何の制約もなかったら、どうなりたい?」。これは、魔法の質問です。私は、メンタル・コーチの第一人者、平本あきおさんから、この言葉を教わりました。アフターの姿を、教えてる相手としっかり確認しあいましょう」。

94−95頁、「そうなんです。教える広さだけでなく、もう1つ、教える深さも明らかにしておかなければならないのです。たとえば、「おでんのつくり方」だったら、一番浅く簡単なのは、コンビニで買ってくる方法でしょう。まあ、これをつくるというかどうか微妙ですが。深く教えるなら、こんにゃくいもの栽培方法や土壌づくりかた教えることになります。目的や相手の知識レベルに合わせて、教える深さを決めることが大切です。」(田中省三著『教え方のルール』(明日香出版社)も参照)

102頁、「モンテッソーリ教師心得12か条(8)子どもの間違いを直接的に訂正しないように。大人が思っている以上に子供はプライドが高いので、直接的に間違いを正すのではなく、子供自身に気づかせるように。また、間違わないように仕向けることもしないように。間違うことで学んでいくのだから。(9)休息している子供や、他人の仕事を見ている子供を尊重しなさい。仕事を無理強いしないように。(10)仕事を拒否する子供、理解しない子供、間違っている子供には、たゆまず仕事への誘いかけを続けなさい。(9)と(10)の子供の様子は、外見上は同じように見えますが、内面はまったく逆。これを見分けるためには、日頃から子供をよく観察していなければならない。(11)教師を探し求める子供には、そばにいることを感じさせ、感づいている子供には隠れるようにしなさい。(12)仕事が済んで、快く力を出し切った子供を静かに認めながら現れなさい。決して安っぽい言葉でほめないこと。子供の心に安らぎを与えられるように。」