140頁、「このことは、家庭での子育てにも置き換えられます。子どもに修正してほしいことが出てきたら「どうして、そうなってしまうのかな?」と問いかけます。おそらく本人は気付いていないかなと思えるときは「お母さんが見てるとさ、こうしてるね。どう思う?どうしたらいいかな?」。子どもは、その問いかけのなかに「親が願っていること」が含まれることに気づきます。「じゃあ、こうするよ」とそのときに考えられなかったとしても、自分を振り返ったり、自分のことを考える材料にはなります。私は授業やサッカーの指導のなかで、何かをできない子に対して、手取り足取り何かをさせるということはしません。」