自分で時計を買うことに抵抗があるのは、変な意味で大人づいてきたせいだと思う。けれど、大学の帰りに必要に駆られて少しだけお店を見て歩く。結局欲しいと思ったのは、前に使っていた時計の文字盤が色違いのもの。12000円があっさり消えそう。

図書館で借りたばかりの薄田泣菫 『茶話』を読みたくて、ドトールでお茶。アイスティーとガトーショコラで350円くらい。坪内さんが解説で言ってた通り、読んでいるうちに曖昧なオチにはまっていく。でも、85頁の「博士と小学生徒」には声を出して笑ってしまい、人前で恥ずかしい思い。

生協で夕ごはんの買い物をして、急いで仕度に取り掛かる。白菜ロールは少し時間がかかるのでとりあえずそれから。白菜を大きな鍋で茹でて、その間に中に詰める具を作る。久しぶりに玉ねぎのみじん切りをした。簡単。ベーコン、挽き肉と混ぜて、軽く下味をつけてどんどん白菜で巻いていく。ちょうど9つできて、3人家族にはぴったり。あとは、とうふのあんかけ、豚肉とおくらのお味噌汁。漬け物はなたわり漬け。

これから身支度して、最後のバイト。バイト先までの道のりは、小林建樹の「それは愛ではありません」を繰り返しで。飽きずにずっと。歌詞の中に出てくる「本音を隠すつもりは癖になるからもう止めること出来ないよ」の部分。ここにさしかかる度に嬉しくなる。そして、にやける。