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- 作者: 遙洋子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2007/12/06
- メディア: 単行本
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64−65頁、「相手が何をしてほしいか、が想像できないからやることがわからないのに、「俺、なにもやることがないから」と帰った私の兄の場合、自分の行動の正当化こそがその場を去ることの免罪符にもなっている。(中略)相手が今どうしてほしがっているのか、がスッポリ抜け落ちる対応をするビジネスマンに会うたび、必死で懇願する客をあっさりと断る店員を見かけるたび、「だって言われなかったから」と心ない仕事をする人と出会うたび、そこに相手への想像力の欠落を感じる。究極のコミュニケーション能力があれば、人間関係や仕事にプラスに反映しないワケがないのである」。
196頁、「なんのための自立か。それは目的か。手段か。人が自由にじぶんのやりたいことをして生きられる。そのための手段として自立があるのではないか。なにも自立のための能力すべてを自らが持っていなくてもいい。だれか持っている人から調達すればいい」。