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125頁、「現実はドラマとは違う。部下が無能な上司を倒し、乗り越えて地位を得るなどということは起こらない。上司が昇進できなければ、部下はその上司の後ろで立ち往生するだけである」。

127頁、「なすべきことは、上司を改造したり再教育したりして、彼らをビジネススクールや経営所がかくあるべしとするモデルに合わせることではない。あるがままの上司が、個性ある人間として存分に仕事ができるようにすることである」。

130頁、「上司を不意打ちから守らなければならない。ビジネスの世界に、うれしい不意打ちはない。責任のあることについて不意打ちをされることは、恥をかかされ傷つけられることである。上司を不意打ちから守ることは部下たる者の仕事である。さもなければ、部下を信頼しなくなる。当然である」。