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154頁、「成功者というのはみんな、人の話を聞く姿勢がちゃんとできているものです。話を聞くときは、必ず相槌を打ちます。うなずきながら話を真剣に聞くのです。すると話す側は気持ちよく、いろいろなことを教えてくれます。そうすることで、自分のためになるような話や成功するためのノウハウを聞きだすことが出来るので。逆に、相槌を打たない人は、相手に警戒心を与えてしまいます。「なんだか話しづらいな」と思った相手は、いい話も出し惜しみしてしまいます。話をしているうちに不快になってくるため、たいていそれっきりの縁になってしまうものです。さらに言うと、首は必ず「縦」に振るということが大切です。首を横に振って、相手の話を「いや、それはちょっと違うんじゃないですか」とか「でも」「だって」という否定的な言葉でさえぎってはいけません。人の話に最初から反論したり、疑ったりする人は絶対に成功できません。何事もまずは素直に聞き入れてみる。聞いた話がいいか悪いか、自分の人生に役立ちそうかどうかは、あとから吟味してみればいいことです。素直な話できいていると、相手からきっといろいろな話を引き出せるでしょう。そこからよりよい人間関係も生まれます。昔話に登場する打ち出の小槌は、振れば振るほどザクザク宝物がでてきます。同じように、人間の首も「縦」に振りうなずけばうなずくほど、成功という名の宝物がザクザク出てくるんですよ」。