本屋で買った。今年読んだビジネス書の中で、1、2を争う面白さ。
49頁、「施錠がされていないもの、アクセス権の制限のない資料は、すべてあなたがスキルを身につけ、偉くなっていくための財産なのだ」。

56頁、「ところがこの国の残業論は、ノー残業で人件費を削ったある一握りの経営者が吹聴した成功体験が大いに受け、いつしか「賢い人は早く帰る」というヘンな固定観念が広まってしまったというものだ」。

118頁、「つまり労働量で、研修代を会社に払うのだ。そして、「電話番でもします」とか「議事録を取らせていただきます」とか「コピー係になります」などと言って、少しでも役に立つ気構えを見せる」。

192頁、「すべてのものに価格があるように、すべての行動に時間のコストがある。そしてコストに無関心な投資行動ほどろくなものはないと断言できる」。