74頁、「さらに割り切って言ってしまうと、「自分がやりたいことで得意なこと」をできるような環境をつくるのは、あなた自身の責任です」。

78頁、「どんな仕事をしているか、どういう上司と一緒にいるか、どんな組織に勤めているかなど、外部環境がその人の能力の8割を決めてしまうということです」。

124頁、「私も『起きていることはすべて正しい』で、「三毒追放」(妬まない、怒らない、愚痴らない)をモットーに掲げましたが、1回怒ってしまうと、怒ったことに対して自分がまた怒ってしまうわけです」。

131頁、「だからこそ、私は読書を積極的に勧めています。読書をすることで、人の経験を自分の疑似体験として活かし、「あの人だったらどう考えるかな」「あの人のこういう事情が自分のこの状況に使えないか」と、相手の立場になって想像してみるクセをつけていきます。これまでの、自分の経験×自分の判断という軸から、多数の人の経験×多数の人の判断という軸を意識し直して(以下略)」。

136頁、「夢をかなえるの「叶」の字は、口に十回出すと「叶う」と言われますが、どんどん言ってみたほうがいいです」。

137頁、「ですから、じぶんでまず小さな一歩を踏み出してみるしかないのです。ちょっとでも行動しないことは、100%の失敗です。それに対して、少しでも行動すれば、100%よりは失敗の確率が小さくなるのです(中略)脳科学者の池谷裕二さんから学んだことで、とても大事なことがあります。それは、「人間の脳は、失敗による消去法でしか学べない」ということです。つまり、正しい方法をいきなり学ぶのではなく、いろんな方法を試してみて、失敗した方法を消去することによって初めて正しい方法がわかり、それでできるようになるというのです」。