図書館で借りた。

断る力 (文春新書)

断る力 (文春新書)

36−37頁、「私が08年の9月に訳書として出版した『史上最強の人生戦略マニュアル』という本があります。この本は人生の戦略を考える上で念頭に置くべき10の法則を打ち立てているのですが、その中で私がもっとも影響を受けて、かつ、いつも忘れずに心に抱いている法則は「事実なんてない。あるのは認識だけだ」ということです。私たちが、自分が正しくて相手が間違っている、というのはあくまで私たちの認識です。まったく同じ認識を、私たちが文句を言っている同僚や友人が、こちらに対して思っているかもしれません」。

125頁、「とにかく、「嫌う」という「悪意」を単に漫然と扱うのではなく、構造化を行い、要因を分析し、要素分解することが重要なのです。私はコンサルタント時代、問題解決は構造化と細分化を行い、本当に解決できるところだけに注力しなければならない、と口を酸っぱくして先輩コンサルタントたちから習ってきました」。

128頁、「「私たちは自分の扱い方を人に教えている」ということばなのです。すなわち、私たちが相手からどのように対応して欲しいか、取り扱ってほしいかは、私たちの言動が相手に教えているということなのです」。