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【送料無料】野村の極意

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42頁、「ヌルマ湯に入ると、いつまでも出たくない(自分を律することの厳しさ。生活面で「ま、これくらいやればいいや」という形で出てしまう。「人間は習慣の動物だから、長い間そうした思考を続けていると、それが必ず仕事の面でも現れてしまう)」。

43頁、「世の中、一人では生きていけない。社会は自分の思い通りに動いてくれてない。一人で生きていけない以上、人間関係をうまく作る円滑さや他人の痛みを知ることを早くから身につけさせたい(自分は生かされている、という気持ちが大切。自分自身が不器用で人間関係をうまく作れないと認めているからこそ、反省をこめて選手に伝えている。「人間が一番嬉しいのは、自分を認めてくれている、必要としてくれていること)」。

48頁、「人の値打ちは失敗から立ち上がるかどうかで決まる(再生に成功した選手は、すべてをやり尽くさないまま、ただ結果が出ないから解雇された者がほとんど」。たとえば、投手が球種をひとつ覚えるだけでガラリと変わる。「方法を伝授し、考え方を考えさせる。これぞ再生の秘訣)」。

55頁、「若いときに学んだ経験や学習はあとになってじわじわと、効果を表す。逆にその苦労をしなかった選手、考えなかった選手はベテランになってからも同じ過ちを繰り返す」。

111頁、「信用を得るには時間がかかるのに、信用を失うのは瞬時だ」。

169頁、「人を育てるということは、つまり自信を育てるということ(「どのように接し、いかなる言葉を投げかければ良いかは相手次第」。性格は千差万別。同じ態度で接しても、反発したり伸び悩む選手もいる。「そのサジ加減が指導者の醍醐味。ふとした一言が選手を発奮させたり傷つける」。選手へ的確な指導を個々に与えることで、自信という「芽」を与える。「自信を育てるには、不安材料を取り除いてやることが大事)」。

188頁、「たかが野球、されど野球。”人生は今日一日のことである”(D・カーネギー)という。野球もまた、一球一球の積み重ねであり、今の積み重ね。変化=進化を止めない者こそプロ」。

254頁、「人間はどん底まで落ちれば、考え方が変わる(心地よいヌルマ湯に浸かっていれば、いつまでもそのままだ)」。

255頁、「人間、やる気があれば変われる。変わることで進歩し、人生を作っていくことができる。進歩とは変わること」。