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32頁、「どこまでやることを「努力」というかは、人によって異なります。十回やったら努力だと言う人もいますし、百回やったら努力だと言う人もいます。さらに、千回やらないと努力ではないと言う人もいるわけです。ものごとは、自分の努力のレベルに合った結果しか出ませんから、努力をしたのに結果が出ないとすれば、それは努力が足りないだけなのです。本気で努力しているひとたちというのは、結果がでないときは「努力が足りない」としか考えません。それまでどんなに努力してきたとしても、「努力が足りない」と考えるのです。そして、さらに努力をするのです」。

34ページ、「そんなときに「そう思ったとき、すでにそうなり始めている」という言葉を思い出してください。たとえば「プロゴルファーになりたい」と思ったら、ゴルフの本を買ったり、練習に行ったりするでしょう。「そう思う」ということは、次に必ず何らかの行動がついてきます。そういった意味では、何かを思ったときというのは、もうそうなり始めているということなのです。」

44−45頁、「しかし、人生という時間の中で考えると、「結果が出る・出ない」以上に大切なことがあると思います。それは、結果がどうあれ、人生の中で、ものごとをどう受け止めるかということです。失敗しようが成功しようが、それよりも、置かれた状況の中で「どう生きるか」「その経験から何を学んで、どれだけ成長するか」、このことが何よりも大切なことだと思います。」

106−107頁、「思い通りにならないことがあったときに腹が立つというのは、「相手はこうしてくれるはずだ」「これくらいのことはできて当然だ」と、自己中心的に考えてしまっていることの表れなのです。そして、自己中心的になればなるほど、思い通りにいかないことに出会うたびに、ネガティブな感情に意識が支配されるようになってしまいます。さらに、ネガティブな感情を持つことで問題になることは、何か判断をする際に、間違った判断をしてしまうということです。感情的になっているときというのは、目の前のことだけが基準になっていますから、極端に視野が狭くなり、広い視野から客観的な判断が出来ないのです」。

104頁、「人間の意識は、たとえれば、とても小さなコップのようなものです。この小さなコップには、放っておくとネガティブな感情が入ってきてしまいます。そのコップの中には一度にひとつのことしか入れることができないために、ネガティブな感情が出ていくまで、ずっとイライラしていることになります。ですから、ネガティブな感情が入ってこないように、いつも意図的にポジティブな思考を入れておけばいいのです。」

134頁、「そもそもこうして、人に相談ができるというのは、とても勇気が必要なことなんですよ。相談するって、自分の欠点を出すことになるので、勇気がないとできないんです。」

135頁、「壁を感じるということは、自分が成長している証拠です。何かに挑戦している人の前には、必ず大きな壁が立ちふさがります。そのとき、自分の限界を感じることがあるかもしれません。しかし、私はいつも壁を感じることに挑戦していきたいと思っています。壁のないところで、何かを成し遂げたとしても、面白くないですし、自分の成長にもならないからです。壁を見つけたら、登ることができるのか、手をかけるところ、足をかけるところがあるのか、弾みをつけて飛び越えることができるのか、思いっきり押せば倒れるのではないかなど、その壁をどうやって乗り越えていくかを考えることが、何よりも楽しいことだと思っているのです。」

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46−47頁、「よく、気づけば行動が変わると思われているようですが、気づいただけでは行動は変わりません。〈気づき〉には、いわば暗闇をサーチライトで照らすような働きがあり、それは貴重なものですが、サーチライトで暗闇を照らしただけで行動が起こるわけではないのです。ライトに映し出されたものを見て、熟考し、選択する時間が必要です。〈熟考〉し、次に〈選択〉してはじめて行動に移すことができます。」


103頁、「人を見て法を説け、と言う。あるいは、機に因りて法を説け、とも。つまり、相手の性格や人柄を見て、その人間に最もふさわしい言葉をかけなければ、人は変わらないし、動かないということだ。説くところは同じでも、説き方やタイミングを間違ってしまっては効果がないのである」。

105頁、「私なりに考えるいい褒め方とは、まず、相手が自分自身に下した評価よりも、ちょっと上の評価をしてやることだと思う(中略)また、褒めるときには、できるだけ簡潔な言葉で、さりげなく褒める。そのほうが印象に残るし、くどくど褒めると、せっかくの褒め言葉の価値も下がってしまう。その本人の周囲の人間、たとえば先輩とか同僚を遣って、間接的に褒めることもひとつの方法である」。

115頁、「もし、打たれたという結果だけで叱ったら、叱られたピッチャーは、次から同じような場面に遭遇するたびに結果を恐れ、バッターと勝負しなくなるだろう。ピッチングとして、そのボールが正解だったにもかかわらず、二度とそこに投じることがなくなる。そうなれば、ピッチャーとしての幅を狭めてしまうことになる。叱られた本人にとっては、叱られたことが無益に終わってしまう。だから、結果論で叱ってはいけない。その結果に至ったプロセスを重視すべきである」。

163頁、「小さな失敗をそのままにしておくと、本当に大事なところで、取り返しのつかない大きなミスを犯してしまうことになる。これは、どの仕事も同じではないだろうか」。

206頁、「心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる。」

237頁、「新しいものを、ひとつ覚えよ。それもまた、私がことあるごとに繰り返してきた言葉である。それが、その後の選手生命や人生を支えてくれるのだ。(中略)そうなるためには、変わる勇気を持たなくてはならない。進歩とは変化のことである。同じことを繰り返していたのでは、進歩は望めない。たしかに、変わることは難しい。勇気がいる。口で言うほど簡単なことではない」。

239頁、「小さなことを積み重ねる。人間が成長するためには、結局、それしかない。その努力には、即効性はない。きょう努力したからといって、その結果があした出るわけではないのだ。しかし、その努力は決して無駄にはならない。また、きょう10の努力をしたからといって、明日0ではなんにもならない。怠らずに努力を続けたものにしか成功の扉は開かれいない。その意味では、不器用な人間のほうが強いのだ。器用な人間は、何でも器用にこなせるゆえに天性に頼ろうとする。努力をおろそかにしがちである。しかし、不器用を自覚しているものは、それができるようになりたくて、コツコツと人の何倍も努力する。そこには問題意識がある。なぜ、できないのか、どうすればできるようになるのか、自ら考えて取り組む。この、自ら考えてということがポイントである。人に言われているうちは、自分の問題として捉えていないのだ。それが自分の問題となったとき、本当の意味での当事者意識を持ったとき、人は変化や進歩へのきっかけをつかむことができる。つまり、不器用な人間は、問題意識を持った努力を通じて、器用な人間が経験できないことを経験できる。そのプロセスが、人間形成と言う意味で役に立ってくる。」