10時ごろ研究室を出る。鍵を返そうと守衛さんの部屋まで行ったら、凄く人の良さそうな守衛さんがたばこを吸ってるところだった。「ごめんね」と言いながら鍵を受け取られて、なんの「ごめんね」かわかんなかった。

雨が止みそうにないので、さっぽろ駅から地下鉄で帰る。栄町行きはちょうど出てしまったところで、安藤忠雄の本を少しでも先にと読む。イスに座って待ってて、うちの両隣がふたりして携帯の画面をじっと見てる。こわい。本を読んでる人をまわりに探して、少しだけ見つけて安堵感。こわくない。

ミスドでワンタンメンと肉まんセットの夕ごはん。後ろの席のふたり組の会話が、まるでダメなドラマのセリフみたいで、苦笑の連続。「わたし、かっこいいヒトってだめなんだよね。なんか中身が空っぽに思えちゃってさ。」「音楽で癒されることなんてないよね。その時だけ癒されても長く続かないじゃない。安らぎたいなあ。」とか。語尾がおもしろいんだ、きっと。