1997年、映画監督のヴィム・ヴェンダースとミュージシャンのライ・クーダーは、キューバへ、伝説のミュージシャンたちのドキュメンタリー映画を撮影しに行き、その消息を絶った。

1年後、フィルムだけが発見された。

こんな書き出しで始まる中原昌也による『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の作品論。右手にミルクココアを抱えながら左手でそれを読んだ。人前でココアを噴出すような醜態曝すのは嫌なので、仕舞って、家で読むことにした。中原さんの読点の打ち方にまだ慣れてない。

4プラのアローズで秋物を少しだけ見て、袖の辺りの手触りを念入りに確かめる。これは必要な作業。裾を引っ張る癖は一生抜けない。これは執拗な習慣。要らない。

買い物はあしたまとめてすること。いま必要なもの。秋のあいだ履きつぶせるようなスニーカー、ジャケットの内に着てもゴワゴワしない薄めのニット、年上感をアピールするための眼鏡のチェーン、実験ノート、ポラのフィルム、無印のA4ファイル2冊、梅のど飴の苦くないほう、とか。

ちょっと前の『バァフアウト』を読んでて、フィッシュマンズがまだ普通に活動してる頃のものだった。「宇宙 日本 世田谷」が出てた頃のそれ。