図書館で借りた。落ち着いたら、買って、また読みたい本。

37頁、「聞き手の側の「ここまでの話が聞けたらOK」という具体的なゴールイメージが曖昧だと、相手も何をどこまで話せばいいのか悩みます」。

39頁、「私が翻訳したニコラス・ブース万の『90秒で"相手の心をつかむ!”技術という本の中に、「コミュニケーションのKFCという言葉が出てきます。KFCのKは、「KNOW=知る」のKです。人とコミュニケーションをするときには、その目的をしっかりと知っておくことが大切という意味。次にKFCのFは、「FEEDBACK=フィードバック」のFです。コミュニケーションをしながら、それが目的に沿っておこなわれているか、つねにフィードバック(評価分析)しなくてはいけないということです。そしてKFCのCは、「CHANGE=変わる」のCです。コミュニケーションをしながら、「目的とずれた方向に話が進んでいるぞ」と気がついたら、すかさず会話の方向性を目的に変えていく必要があるということです。優れた聞き手は、目的に沿って相手から話を聞き出し、相手の話が目的からずれていないかを随時フィードバックし、ずれた方向に話がすすんでいるときには適宜修正を加えることができるものです。また「今回あなたらお話をうかがう目的は○○です。△△に役立てるために、□□のレベルまで話をうかがいたいと思っています」というように、あらかじめ目的とゴールラインを明確に伝えることができます」。

53−54頁、相手の目線(上・下・横)
66頁、我以外すべて師
98頁、クローズドポジション、オープンポジション
104頁、相手の集中力を削ぐディストラクター
118頁、深い話をしてきたとは深くゆっくりしたうなずきを多用
139頁、自分のことを人に話すという行為は、どんなにちいさいことでもカミングアウトの側面=質問というのは傲慢な行為
148頁、自己開示は勇気を伴う行為、聞き手が自己開示しないと相手も自己開示してくれない
151頁、世間話をするときはネガティブな話題をこちらからもちかけない
172頁、対人心理学の実験(相手が自分に好意を抱いている)と感じると、発言量が増える
184頁、「話が紛糾してきたら、お互いに合意できるポイントにまで戻って、その合意点からもう一度相手の意見を聞き出したり、自分の意見を述べたりするわけです。では、何ひとつお互いの意見が一致しないときにはどうすればいいのでしょう。「たしかにお互いの意見は大きく食い違っていますが、Nさんがこの問題について真剣に考えているというのは、よく伝わってきました。そして私もこの問題を重要視し、真剣に考えています。その点ではお互いに共通しているようですね」といった発言が、相手を救い、自分を救います」。
191頁、処理質問(大きな質問、頭の中でたくさんの情報を処理したり、思考を整理しないと答えられない質問)、想起質問(小さな質問、ちょっと思い出せばすぐに答えられる質問)、
194ー195頁、大きな質問に答えるのが難しいのは自分がそうなったとき、ソムリエがお客さんにワインはどうしますか、大きな質問のまま聞くのではなく、小さな質問にブレイクダウンしていくくふう
203頁、聞き手は質問しながら頭の中に、その話題を深める、次の話題に移す

146頁、「客観的にみて、経済的に成功している人々の大半は、まわりの人や自分を納得させるためのステータスシンボルを必要としていない。彼らの人生に対する満足度の高さは、乗っている車のブランドとは関係ないのだ」。

150頁、「高い所得を得ることと、本当に裕福になって経済的に自立することとのあいだには、大きなちがいがある。収入イコール富という評価基準は成り立たない」。

185頁、「経済的にも家庭的にも”出入り”が激しい人生は、幸福の度合いを下げる」。

208頁、「支出を抑える大きなキーは、消費を「待つ」ことができるかどうかです。「待つ」とは、たとえば、車を現金で買えるようになるまでは免許も取らないというくらい、徹底してもいいのです」。